自毛植毛とは、後頭部や側頭部などの髪が生えている場所の毛根を薄毛の部位の頭皮に移植することで毛根を再生させる方法です。薄毛を気にする女性の中には、ウィッグなどを利用するよりは毎日の手入れが簡単だし自分の髪の毛だから不自然な仕上がりにならないと判断し、自毛を植毛する道を選択する人もいます。

 

しかし自毛植毛には危険も伴う場合もあります。
自毛植毛による危険性には主に3つ挙げられます。

 

【1】傷跡や色素沈着

自毛植毛の場合、自分の頭皮を切り取るのでどうしても線状の傷跡が残ります。移植の量にもよりますが、広い範囲の移植を行うとそれだけ傷跡も目立つようになります。しかも技術的に未熟な医師が行うと、切除後の皮膚の端同士を縫い合わせる際にとても目立つ形で縫い合わせてしまい傷跡が大きく残る場合があります。

 

また、移植の際に専用のパンチで毛根を繰り抜き移植する方法の場合は、傷自体はそれほど目立ちませんが点状に色素沈着して虫食いしたような状態となり目立つ場合があります。

 

【2】神経の麻痺や腫れ

頭皮を切除し脱毛部分を移植する際に移植箇所に小さな穴を空けて行う移植法の場合は、穴を空けて神経が切断されると一時的に知覚麻痺を起こすことがあります。手術そのものが原因の場合もありますが、それよりも手術の影響で精神的ストレスが溜まることが原因でずっと麻痺したままだったり、しびれが止まらない場合もあります。

 

また、移植箇所周辺が腫れることもあります。ひどい場合だと化膿して2週間たっても治らない場合もあります。そのことで、せっかく植毛した箇所も根付かない場合もあります。薄毛を隠すために、かえって目立ってしまう場合もあることを認識しておきましょう。

 

【3】植毛周辺部位の髪が生えてこない

女性に特に多いショックロスという症状があります。自毛植毛した周辺の部位の髪が血行不良となって抜け落ち、一時的に生えてこないものです。一般的には3ヶ月から半年で生えてくるのですが、一時的ではなく永久に生えてこない危険もはらんでいます。

 

まとめ

もし自毛植毛を検討する場合は、必ずデメリットや危険性についてもカウンセリングでしっかりと教えてくれるような誠実な対応のクリニックを選ぶことが重要です。また、自分のイメージ通りに行かず髪が生える密度を無視して植毛してしまい他の箇所と比べて髪が密集して生えてきてしまい不自然になったり、年齢に似合わないなど仕上がりに満足行かない方もいるので、しっかりとカウンセリングで自分のイメージを伝えることも大切です。

 

さらに技術や経験のある医師が手術を担当してくれるかもきちんと確認し、少しでもリスクを減らすように心がけることが不可欠です。薄毛を気にするばかりに、かえって傷や不自然な植毛で目立つようになっては元も子もありません。大切な自分の体の一部を守るためにも、慎重に検討するようにしましょう。